内田春菊が山田詠美の短編小説集をマンガ化、「わくわくしながら描いてます!」

「タイニーストーリーズ」コミカライズ版のバナー。

山田詠美の小説「タイニーストーリーズ」のコミカライズ連載が、本日3月7日に文藝春秋のニュースサイト・文春オンラインにてスタートした。コミカライズを担当するのは内田春菊

原作「タイニーストーリーズ」はアメリカ人兵士との恋愛を描く「GIと遊んだ話」や、街に立つ電信柱がその心情を語る「電信柱さん」など、恋愛、性愛、家族、戦争、喜劇、悲劇といったさまざまなジャンルの小説21編を収録した短編集。コミカライズ版では原作から何本かの短編をピックアップし前後編に分けて、毎月1作品ずつ更新していく。

第1弾としてアルコール依存症で入院した夫を気遣い、病院に通う妻を描く「催涙雨」の前編が本日公開された。なお連載開始にあたり内田は「大好きな詠美さんの小説をマンガにする喜び! どれもこれも素敵な短編でわくわくしながら描いてます!」とコメント。山田は「たった一本の線で、そのページ全体を情感で満たしてしまう内田春菊さんの絵が、昔から大好きでした。私の小説世界から、今度は内田さんの舞台が幕を開ける。とても光栄なコラボレーションのお話をいただきました」と語った。